展望露天風呂の温泉は、野沢温泉に30余ある源泉の中で、昔から「天下の名湯」と言われる“真湯(しんゆ)”の源泉をかけ流しています。
日々の気象条件により、乳白色・エメラルドグリーン・無色透明などに変色することから、俗称“五色の湯”とも言われ、また、湯の華が浴中を浮遊する、温泉らしい温泉です。泉質は、単純硫黄泉で、痔疾など温めるとよい病に良く効くと言われています。
[成分]
 1. 源泉名 :真湯
 2. 泉質 :アルカリ性単純硫黄温泉
(低張性アルカリ性高温泉)
 3. 泉温 :源泉 60.3度
 4. 温泉の成分 :別表「温泉分析表」のとおり
[浴用の適応症]
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病

・申請者 : 代表 河野美恵子 他5名 下高井郡野沢温泉村大字豊郷8870
・源泉名および湧出地 : 真湯源泉 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷北ノ入8458
・湧出地における調査および試験成績
(1)調査および試験者 : 長野県環境保全研究所  主任研究員 高山 久
(2)調査および試験年月日 : 平成16年11月16日
(3)泉温 : 60.3度 ( 気温13度 )
(4)知覚試験 : ほとんど無色澄明、硫化水素臭を有する。
(5)水素イオン濃度 : pH 8.3
・試験室における試験成績
(1)調査および試験者 : 長野県環境保全研究所  主任研究員 高山 久
(2)分析終了の年月日 : 平成16年12月21日
(3)知覚試験 : ほとんど無色澄明、硫化水素臭を有する。
(4)密度 : 1.0009 ( 20度において )
(5)水素イオン濃度 : pH 7.93
(6)蒸発残留物 : 805mg/kg

本水1kg中に含有する分量
【1】陽イオン 【2】陰イオン
  ミリグラム ミリバル ミリバル%
ナトリウムイオン 174.0 7.57 76.32
カリウムイオン 4.4 0.11 1.11
マグネシウムイオン 0.4 0.03 0.30
カルシウムイオン 43.3 2.16 21.77
アルミニウムイオン 0.4 0.04 0.40
鉄(Ⅱ)イオン 0.2 0.01 0.10
222.7 9.92 100.00
  ミリグラム ミリバル ミリバル%
フッ素イオン 0.8 0.05 0.50
塩素イオン 86.6 2.44 24.50
硫化水素イオン 24.9 0.75 7.53
硫酸イオン 242.2 5.04 50.60
炭酸水素イオン 102.3 1.68 16.87
硝酸イオン 0.3 0.00 0.00
457.2 9.96 100.00
【3】遊離成分
非解離成分 ミリグラム ミリモル
メタケイ酸 82.6 1.06
メタホウ酸 4.4 0.10
87.0 1.16
溶存ガス成分 ミリグラム ミリモル
遊離二酸化炭素 7.2 0.16
遊離硫化水素 1.4 0.04
8.6 0.20
【4】その他微量成分
総水銀 :不検出(0.0005mg/kg以下)
:不検出(0.03mg/kg以下)
:不検出(0.05mg/kg以下)
総ヒ素 :不検出(0.03mg/kg以下)
泉質 : 単純硫黄温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
 


展望大浴場と貸切露天風呂、露天付客室の露天風呂の温泉は、天然記念物の“麻釜(おがま)”の源泉をかけ流しています。
“麻釜”には、大釜・茹釜・丸(円)釜・竹伸釜・下釜の5つの自噴する釜があり、当ホテルへは“竹伸釜(たけのしがま)”の源泉を引湯しています。
“麻釜”の名前は、昔、この温泉に麻を浸して皮を剥いたことに由来しています。
[成分]
 1. 源泉名 :竹伸し釜混合(御嶽山)
 2. 泉質 :アルカリ性単純硫黄温泉
(低張性アルカリ性高温泉)
 3. 泉温 :源泉 78.2度
 4. 温泉の成分 :別表「温泉分析表」のとおり

[浴用の適応症]
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病

[飲用の適応症]
糖尿病、痛風、便秘

・申請者 : 財団法人 野沢会 下高井郡野沢温泉村大字豊郷9622
・源泉名および湧出地 : 竹伸し釜混合(御嶽山) 長野県 下高井郡野沢温泉村大字豊郷
・湧出地における調査および試験成績
(1)調査および試験者 : 調査および試験者:長野県環境保全研究所  研究員 曽根 三千代
(2)調査および試験年月日 : 平成20年7月7日
(3)泉温 : 71.6度(気温25.0度)
(4)知覚試験 : 無色澄明、弱硫化水素臭、硫黄味を有する。
(5)水素イオン濃度 : pH 8.7
・試験室における試験成績
(1)調査および試験者 : 調査および試験者:長野県環境保全研究所  研究員 曽根 三千代
(2)分析終了の年月日 : 平成20年9月10日
(3)知覚試験 : 無色澄明、弱硫化水素味を有する。
(4)密度 : 1.0009(20度において)
(5)水素イオン濃度 : pH 8.80
(6)蒸発残留物 : 880mg/kg

本水1kg中に含有する分量
【1】陽イオン 【2】陰イオン
  ミリグラム ミリバル ミリバル%
ナトリウムイオン 188.9 8.82 73.07
カリウムイオン 7.5 0.19 1.69
アンモニウムイオン 0.9 0.05 0.44
カルシウムイオン 54.7 2.73 247.27
アルミニウムイオン 0.5 0.06 0.53
252.5 11.25 100.00
  ミリグラム ミリバル ミリバル%
フッ素イオン 0.9 0.05 0.43
塩素イオン 79.2 2.23 19.37
臭素イオン 0.2 0.00 0.00
硫化水素イオン 12.3 0.37 3.21
硫酸イオン 377.0 7.85 68.20
炭酸水素イオン 21.6 0.35 3.04
炭酸イオン 19.8 0.66 5.73
511.0 11.51 100.00
【3】遊離成分
非解離成分 ミリグラム ミリモル
メタケイ酸 98.7 1.26
メタホウ酸 6.3 0.14
105.0 1.40
溶存ガス成分 ミリグラム ミリモル
遊離硫化水素 0.3 0.01
0.3 0.01
【4】その他微量成分
総水銀 :不検出(0.0005mg/kg以下)
:不検出(0.01mg/kg以下)
:不検出(0.01mg/kg以下)
総ヒ素 :不検出(0.01mg/kg以下)
泉質 : アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)
 
昔から温泉は鮮度が大切であると言われてきました。
そこで野沢温泉旅館組合では、科学的な調査「ORP分析」(酸化還元電位)に取り組み、野沢温泉が日本屈指の「還元作用の強い温泉」であることが科学的に証明され、野沢グランドホテルの温泉も源泉が生きている証である「還元系温泉認定施設」であることが認められました。
「ORP(酸化還元電位)分析」は大河内教授によって開発され、温泉水の酸化還元反応による電子の濃度(活量)変化を読み取ることで、これまで感覚でしかわからなかった温泉水の状態を、図示により明確にすることが出来る画期的な分析手法で、いわば温泉の「健康診断」とも言えるのです。
●温泉の本質的な特徴の一つである
   「還元系」が極めて良好に保たれていること

●湯口から注がれている湯は
   源泉と同一であり、 ほぼ同様の鮮度が保たれている

●浴槽では鮮度が損なわれることなく
   「源泉かけ流し」で浴用提供されていること
これらのことをふまえ、当館が所属している野沢温泉旅館組合では、約3ヶ月に及ぶ日本初の大がかりな温泉の科学調査を行いました。
調査を担当したのは、水研究の権威者でも知られる法政大学工学部・大河内正一教授と(株)日本温泉総合研究所。
調査対象は、野沢温泉の源泉21ヶ所と共同浴場13ヶ所、それに旅館・民宿などの宿泊施設28ヶ所。
「ORP(酸化還元電位)分析」という新しい分析方を用いて野沢の湯の本質に迫り、その結果、野沢温泉の源泉は日本屈指の「還元作用の強い温泉」であることが判明しました。
なぜアンチエイジングに期待が持てるのかと言うと、人間の肌は加齢と共に酸化していきます。
そのことから、肌をより還元系に導く温泉に入浴することは、アンチエイジングに大いに期待がもてるというわけです。
その効果は大がかりな肌モニター検査でも確認されています。入浴後の計測で90%のモニターに「若返り、アンチエイジング効果」が判明しました。
 

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